プロフィール

はじめまして。あべみやびです。

このサイト『OD(起立性調節障害)の寄り道相談室』にお越しになり、そして、プロフィールをご覧いただきありがとうございます。

私がこの相談室を立ち上げた経緯や思いについてお話します。お付き合いいただけますと幸いです。

起立性調節障害の娘を持つ母として

「朝になると起きられない」「頭が割れるように痛い」「夜になると元気になる」——
そんな症状に戸惑い、悩み、そしてようやく「起立性調節障害」という言葉にたどりついたのは、今から数年前。
中学1年生だった娘に突然起こった不調が、そのはじまりでした。

当時、娘は私立の中高一貫校に通い、学校が大好きな子でした。
けれど、コロナ禍による春休みの延長とオンライン授業の負担が重なり、次第に笑顔が減っていきました。
休校明けの6月には、朝起き上がれず、身体がふらつき、ひどい頭痛とめまいに襲われるようになりました。

最初は「なまけているのでは?」「やる気の問題?」と悩みながらも、教育相談機関の心理士の先生から「起立性調節障害かもしれません」との助言。近所では診てもらえず、大学病院での診断・通院が始まりました。

けれど通院しても、娘の状態は劇的には改善せず、欠席日数が積み重なり、とうとう中学3年の6月に進級不可の決定が下りました。

親として何ができるのか、どうすれば娘の将来を支えられるのか。
医師と相談しながら、娘に合う学びの形を探し、最終的には通信制高校に進学。
自宅での学習を中心に、年に数日のスクーリング。体調と相談しながら、自分のペースで進められる学びのスタイルに少しずつ慣れていきました。

娘の困難さは身心の状態だけではありません。
彼女には発達の特性もあり、小学生のときに心理検査を受けたものの、当時は「様子をみましょう」で終わってしまいました。
後になって専門家に結果を見せたところ、「早めの支援が必要だった」と言われました。
悔しさが込み上げましたが、過ぎた時間は戻ってきません。だからこそ、今できることをしようと決めました。

現在は、娘の医療機関も大学病院小児科から精神科に変わり、心理カウンセリングも始めています。
娘は「必要ない」と言いますが、「いつか役に立つ」と信じて、通院を続けています。

発達凸凹な息子を持つ母として

私にはもう一人、息子がいます。
彼は小学校2年生のときに教室から抜け出すようになりました。理由は、「クラスの中にいづらい」とのこと。
表情はこわばり、笑顔もなくなっていました。心理検査を経て、「これは本人がつらい」と判断。
普通学級から支援学級へ、放課後児童クラブから放課後等デイサービスへ切り替えました。
その結果、息子に笑顔が戻り、毎日を楽しめるようになりました。

キャリアコンサルタントとして

私は現在、国家資格キャリアコンサルタントとして活動しています。
これまで15年以上、のべ20,000人以上の相談者の支援に携わってきました。
転職活動やキャリアアップの相談はもちろん、生きづらさ、働きづらさを感じている方の支援にも多く携わっています。

関わっている事業は数多くあるのですが、その中の1つがwebニュースにて紹介されました。
よろしければご覧ください。

相談することは「弱さ」ではない!

相談することは、決して「弱さ」ではありません。
けれど、「どこに相談していいかわからない」「誰もわかってくれない」——そんな想いを抱えた方が多くいるのも現実です。
私は、そうした方が「ここに相談したら、なにかヒントがあるかもしれない」と思える場所でありたいと思っています。

子どもの体調不良、不登校、進路の悩み、親としての迷いや不安。
「どうしたらいいかわからない」そんな気持ちを、そのまま話しに来てください。
想いを話して、心のもやもやを手放して、少しだけ前を向けるように。

そして一人の人間として。

私は、「起立性調節障害の子をもつ親」として、「発達特性のある子の母」として、そして「支援のプロ」として、皆さんに寄り添います。

あなたとお子さんが、自分らしく歩んでいけるように。
小さな灯りでも、そこに明かりがあると気づけるように。
そんな願いを込めて、この場所を開いています。

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